おうち英語と英会話教室を併用しても効果が出ない?大切なのは役割を分けること

英語教材を前に、家庭英語と英会話教室の進め方を考える母親

家庭で英語教材を使い、英会話教室にも通っている。

それなのに、「思ったほど英語が伸びていない」と感じることはありませんか。

先にお伝えしたいのは、家庭での英語と英会話教室を併用すること自体が、よくないわけではないということです。

うまくいかないときに見直したいのは、教材や教室の数よりも、それぞれに何を任せるかです。

家庭と教室の役割が曖昧なまま、どちらにも同じ成果を期待すると、親も子どもも「こんなにやっているのに」と迷いやすくなります。

目次

英会話教室を足す前に、「何のため」を決める

英会話教室へ通う理由は、家庭によって違います。

お友だちが通っていて、子どもも行きたがった。ネイティブの先生と話す機会を作りたい。家庭の教材だけでは会話が増えない気がした。

どれも、親として自然な理由です。

ただ、ここで「英語をどんなふうに使えるようになってほしいか」が見えていないと、通うことそのものが目的になりやすいのです。

私は、家庭での英語と教室には、違う役割があると考えています。

家庭は、英語に繰り返し触れ、聞く・読む・話す土台を育てる場所。

教室は、その土台を使って、先生や友だちと実際にやり取りする場所です。

家庭で育てたものを教室で使い、教室で気づいたことをまた家庭へ戻す。

この循環ができると、教材と教室は競い合うものではなく、補い合うものになります。

母親と男の子が手をつないで英会話教室の扉へ向かう後ろ姿

娘が「公文の英語をやりたい」と言ったとき

わが家でも、家庭の英語に別の学び方を加えるか、考えたことがあります。

家では高額な英語教材を中心に、オンライン英会話やイベントにも参加していました。

そんな中、娘が「公文の英語をやりたい」と言い出したのです。

理由は、とても子どもらしいものでした。

「お友だちがやっているから」

私は、すぐに「必要ない」とは言いませんでした。

その代わり、わが家が家庭で大切にしてきた英語の考え方と、公文の英語は学び方が違うことを話しました。

そして、家にある教材をこれまで通り続けるなら、公文の英語もやってよいと伝えました。

娘も納得し、家庭の教材を続けながら、公文で学校英語を少し先取りするような学びも楽しみました。

私が守りたかったのは、どちらか一つを正解にすることではありません。

英語を、勉強だけではなく、人とつながるために使う。その軸を親子で確かめておくことでした。

大切だったのは、親子で話し合いながら方向をそろえたことです。

家庭の木のテーブルで英語の本を一緒に読む母親と娘

家庭と教室の役割を決める3つの質問

では、家庭と教室の役割を、何を基準に決めればよいのでしょうか。

教材を増やす前、教室を変える前に、次の3つを考えてみてください。

  1. 子どもに、英語をどんな場面で使えるようになってほしいですか。
  2. そのために、家庭と教室へそれぞれ何を任せますか。
  3. 今の取り組みは、子どもの反応や成長とつながっていますか。

幼い子どもなら、まずはママが仮の方向を決めて大丈夫です。

小学生になったら、何が楽しいか、何が難しいか、これから何をやってみたいかを、少しずつ一緒に話せます。

親が一度決めた計画を守らせるのではなく、子どもの成長に合わせて地図を描き直していくのです。

家庭の役割は、生活の中に小さく置く

家庭の役割を決めたら、次はそれを毎日の生活の中に置いていきます。

まとまった時間を新しく作らなくてもかまいません。

朝食のあとに音声を一つ流す。寝る前に英語絵本を一冊置いておく。週末に、子どもが好きな教材を一つ選ぶ。

大切なのは、教材を増やすことより、いつもの生活のどこで英語に触れるかを決めることです。

最初から完璧な計画でなくてもかまいません。

できた日とできなかった日を見ながら、わが家に合う形へ整えていけばよいのです。

小学生になって英語が止まりやすい理由と、習慣を見直す方法は、「おうち英語 小学生で止めない!小1の壁を乗り越える習慣化と年長からの準備法」でも詳しくお伝えしています。


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まとめ|家庭と教室の役割を分けよう

家庭での英語と英会話教室は、どちらか一方を選ばなければならないものではありません。

家庭で土台を育て、教室で人と使う。その目的を親子で共有し、子どもの様子を見ながら調整する。

それができれば、「こんなにやっているのに」という迷いは、「この力を、次はここで育てよう」という見通しに変わっていきます。

まずは、わが家の英語で何を大切にしたいのか、親子で話してみませんか。

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