お子さまが小学校高学年~中学生にさしかかるお年頃のお母さまへ。
こんにちは。
とっさの英語も怖くない、世界とつながる15歳を育てる次世代型オンライン英語教室を主宰する、
向井佳代です。
このブログは、
日本に住みながら幼少期からお子さまに英語環境(英語教材、英会話教室等)を与えてきた
日本人のおうち英語ママで、
お子さまが小学校高学年~中学生にさしかかるお年頃のみなさま向けに
お届けしていきます。
また、同じお年頃の、短期間の海外滞在経験のある帰国子女のお母さまにも、
参考にしていただけるところがあるかもしれません。
本日は、「小学校高学年~中学生からでも遅くない!英語で世界とつながるために大切な3つの態度とは」ということについて、お話していきたいと思います。
おうち英語でやることあれこれ
まずはおうち英語をがんばってこられたお母さま方、お疲れさまです!
お子さまが小学校高学年~中学生ということは、
みなさま10年前後はおうち英語に取り組んで来られたことと思います。
子どもの未来にワクワクする思いはありつつも、
やはり一定の労力がなければ、おうち英語は続きません。
ツールは何であれ、みなさま、ご自分のできる範囲で、
あれこれやってこられましたね。
例えば・・・
英語耳を作る
幼少期からおうち英語をする最大のメリットの一つは
何と言っても、英語耳作りですね!
人間は生まれつき、あらゆる音を聞き分けられる能力を持っているものの、
成長するにつれ、よく聞く音によく反応するよう脳が効率化していきます。
生きていくためには、よく聞く音にエネルギーを特化する方が効率的。
こうして私たちは、母語である日本語をマスターしたのですね。
まあそれはともかく、本当かな?と思いながらも、
◎幼少期から日本語だけでなく英語の音も自然に耳に入る環境作り。
◎のんびり(日本語の)テレビを見たいパパの協力も必須。
◎子どもが大好きな(日本語の)アニメ視聴をコントロールするのも大変。
などなど、みなさま本当にがんばられて、
日々の生活に継続的に英語の音を取り入れて来られたことと思います。
英語を使う場面に触れさせる
幼児が日本語を覚える過程で、
クスっと微笑む可愛い場面、よくありませんでしたか?
子どもが新しい帽子をかぶったり、
服を試着したりして、よく似合ってるなと思うと、
親は大体「かわいいね~」と声をかけるものですね。
ある時娘(当時2歳くらい)が祖父と一緒にいた時のこと。
祖父が帽子をかぶって見せたら娘はにっこりして、
「かわいいね~」と言ったのでした。
そう。自分がいつも帽子や服などを身につけた時に言われる言葉を、
使ってみたのです。
もちろんその後、さらにいろいろな場面で使われるいろいろな日本語に触れ、
同じような場面でよりぴったりの日本語が言えるようになりました。
私たちはこんな風にして、母語である日本語を、それが使われる最適な場面と一緒に学んできたのですね。
英語に関して、同じような過程で学ばせるため、おうち英語ママは、
◎音声付きの英語絵本を利用したり。
◎子どもの年齢に合った、ストーリー性のある英語動画視聴を生活の中に組み入れたり。
いろいろな方法を試行錯誤しながら、
どんな場面でどんな英語の言葉を言うのかを子どもが自然に理解できるよう、
環境作りをしてきましたね。
アウトプット機会を作る
これだけ努力してインプットをさせたら、アウトプットしてほしいもの。
◎そのために教室に通わせるご家庭もあったでしょうし、
◎ネイティブスピーカーとのイベント情報にアンテナを立て続け、
運よく見つけたら参加することを繰り返すご家庭もあったでしょう。
◎外国人講師のオンライン英語サービスを試されたご家庭もあったかもしれませんね。
◎そしてもちろんお母さん自らが、がんばって英語で話しかる努力もされたでしょう。
我が子にしっくりくるアウトプットの場を確保するのは、
なかなかに難しいことだったりしましたね。
私自身も試行錯誤したものです。
英語で世界とつながるために大切なこと3つ
そんな、子どもを「英語」に直接的に関わらせるための様々な努力もさることながら、
もしあなたが思い浮かべる未来の子どもの姿が、
英語ができて、日本人以外の人たちと自由に交流できている姿
だとしたら、「英語力」以前に大切なことがあります。
それは、英語を使う「態度」です。
考えてもみてください。
いくら英語耳ができても、場面に合った適切な英語が口から出せても、
それだけで、出会った人たちと、良い関係が築けるでしょうか?
英語であろうと日本語であろうと、どんな言語を使おうと、
大切なのは、人間としての態度。
私が、未来の我が子を思い浮かべて
日常生活の中で育んできた3つの態度をご紹介します。
理由を口に出すこと
日常生活は、小さな選択や決定で動いていきます。
小さい子なら、例えば;
◎今日は公園に行くという選択と決定。
◎おやつはバナナにするという選択と決定。
大きい子なら、
◎宿題の前にYouTubeを見てくつろぐという選択と決定。
◎塾の帰りにコンビニに寄るという選択と決定。
◎お風呂は宿題を済ませてから入るという選択と決定。
などなど。
私は子どもがごく小さい頃から、
「お母さんは〇〇するね、なんでかっていうとね・・・」
等とよく理由を説明していました。
もちろん、おうち英語をする理由も、口に出していました。
親がそうなので、子どもに「なんで?」と聞いたら、
子どもからも(問い詰められている、という感覚ではなく)、自然に理由が返ってきました。
誰かが言ったから、みんながやってるから、ではなく、
自分の気持ちに沿う選択や決定・行動ができる、基礎作りです。
英語を使って日本人以外の人たちとつながっていく時には特に、
それを口に出すことが大切です。
いろいろな考え方があると理解すること
そうして小さい頃から、お母さんの理由に触れ、自分の理由も口にしていると、
みんな同じじゃないんだな、ということに気づきます。
お父さんの理由、おじいちゃんの理由、おばあちゃんの理由を聞いてみると
みんな違うこともあるし、同じこともある。
また、学校の友だちや先生の言動や、ニュースや子どもの読む本を題材に、
◎なんでそうしたんだろうね?
◎私だったらこう思ったかな?
◎あなたならどうする?
◎いろいろな見方があるね。
なんて会話をしたりします。
何か意気込んで、「多様性について教えよう!」というような感じではなく
日々の出来事や、本やニュースなどで触れる話題の中から、
ごく自然に、みんな違って当たり前、違うことは悪くない、ということを
日常生活の中に織り込んでいった感じです。
それは、文化的背景の異なる人たちと英語でつながる時に大切なマインドセット。
本当は日本人の間でも同じですけどね。
選択肢は1つじゃないと気づくこと
私は大体、複数の選択肢を用意して、子どもに選ばせていました。
小さい頃は、例えば
「家でレゴで遊ぶ?それとも公園に行って遊ぶ?
それとも他の案がある?」
そんな感じでやってきたので、
娘は「提案」という言葉を、割と小さい頃から知っていたかもしれません(笑)
なので、大きくなってからも、いろいろ提案してきます。
英語で世界とつながる子どもの未来には、いろいろなチャレンジがあるでしょう。
今、目の前に見える選択肢が全てじゃないと気づき、
乗り超えるために新しい選択肢を提案できる人に育ってほしいなと思っています。
小学校高学年~中学生からでもできること
おうち英語をがんばってきたけど、
英語耳ができるか、英語が口から出るか、
ばかり考えていた・・・。
態度を育てるなんて、考えたことがなかった・・・。
というか、
おうち英語を始めた時は、漠然と、英語ができた方がいいだろうな、
くらいの感じで、
英語ができて、日本人以外の人たちと自由に交流できている姿までは
イメージできていなかったかも。
そんな風に感じられた方も、ご心配はいりません。
小学校高学年~中学生からでも、大丈夫です。
親は一番身近な大人
子どもが小さい時と、同じです。
まずは親が、その態度を見せること、そして見せ続けることです。
小学校高学年~中学生になっても、
親が一番身近な大人であることは、小さい時と変わりありません。
それはつまり、良くも悪くも影響力が大きいということ。
まずはあらためて、
どうしてお子さんに、英語力をつけさせてあげたいと思ったのか?
と振り返ってみましょう。
口に出して家族で共有
そして、
その理由、お子さんに伝わっていますか?
また、だんなさまと、共有できていますか?
できているとしても、あらためて口にするといいですね。
やってきたおうち英語には、お母さんのそんな理由・思いがあって、
それが今につながっていることを、家族でオープンにする。
そこから始めてみませんか?
それが口にできたら、子どもやだんなさまの考えも聞けそうですね。
そして、みんなが同じ方向を見ているようであれば、
小学校高学年~中学生になった今、
おうち英語で培った基礎力を活かして、さらに英語力をつけるために、こんなことをやってみるのはどう?
という提案もできますね。
例えば;
◎評判の教材を買ってきてやってみるとか、
◎オンラインレッスンを受けてみるとか、
◎NHKのラジオ英語講座を毎日聞くとか、
◎多読教室に通ってみるとか
◎YouTubeの英語チャンネルを見るとか(他のチャンネルを見たくなる誘惑が強いですが・・・)
子ども自身の体感
子どもも、友だちや塾の先生などからの情報を持っていて、
何か提案があるかもしれませんね。
大切なのは、子ども自身に体感させることです。
◎自分の提案も選択肢に加えてもらった
◎自分が選んだ理由を説明したら、聞いてくれた
(良いか悪いかを親が判断するために理由を言わせるのではないことに注意!)、
◎やってみる。やってみたら、変化が起きる。自分が変化を起こせた。
もちろん英語に限らず、家族の日常生活の中の小さな選択で、
ぜひ意識してやってみてくださいね。
家族の日常生活に、英語を織り込んできたあなたなら、きっとできます。
高学年~中学生からでも遅くない!英語で世界とつながるために大切な3つの態度とは:まとめ
今回のブログの内容をまとめます。
英語ができて、日本人以外の人たちと自由に交流できる人になるために大切なことは
必ずしも「英語力」だけではありません。
英語を使い、世界とつながるために大切な3つの態度とは、
◎理由を口に出すこと
◎選択肢は1つじゃないと気づくこと
◎いろいろな考え方があると理解すること
これらは小学校高学年~中学生からでも、育むことができます。
親が子どもに与えられる影響力は、まだまだ大きいです。
まずは親である自分が意識して、
なぜおうち英語をしてきたのか、
またその他の、家族の日常生活の中の小さな選択についての理由を
口に出すことから始めてみること。
そして選択肢を提案して、受け入れてもらって、変化を起こせた、
と、子ども自身に体感させること。
ぜひご参考にしてみてください。
◎自分や周りの人々の選択や行動にはそうする理由がある。
◎それぞれの理由があって、それぞれの選択と行動がある。
◎みんなといっしょじゃなくてもいい。
◎自分と違うみんなも、やっぱりそれでいい。
◎自分もみんなも、新しいアイディアを出してもいい。
心が広がり、世界とつながる準備ができていく。
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