ディズニー映画、子どもに日本語で見せていますか?それとも、英語で見せていますか?

おうち英語

 

こんにちは。シャーンティKyotoのかよです。

シャーンティKyotoは京都の中心部、四条烏丸と烏丸五条の中間(下京区)で、

英語とヨガの教室を開いています。

 

お子さまの英語教育を考えている親御さん、また英語教育を既に開始した親御さん、

英語音声の動画や映画を、お子さまに見せていますか?

 

子ども向けの英語音声の動画はYouTubeでいろいろ探せます。

NHKでは日英二か国語放送の番組もたくさんあります。

日本で公開される海外のアニメ映画(例えばディズニーやピクサーなど)も、映画館で英語音声で観ることができますね。

 

もちろん映画は映像やストーリーを楽しむためのものなので、音声が英語でも日本語でも構わないのですが、

もし楽しみながら、しかもお子さまの英語力アップにもつながるのであれば、嬉しいですよね。

 

映画や動画での英語学習は、大人の学習法として聞くことはありますが、子どもにはどうなのでしょうか?

それに、もし子どもが嫌がったら、どうすればよいのでしょうか?

 

本日は、お子さまの英語教材としての映画・動画の利用と継続のコツ、ということについて、お話をしていきたいと思います。

 

 

英語の映画・動画の利用法

笑う男の子

まずは映画や動画はそもそも子どもにとって楽しい娯楽ですから、

ご家庭で子どもが英語に触れる環境を用意するのにぴったりの素材と言えます。

子どもはどのように映画・動画を見るか

まだ文字(しかも漢字入り)がさっと読めない未就学児は、大人のように、

字幕に頼ってストーリーを理解しようとすることもないため、映像と英語音声に集中します。

(何かに熱中している時の子どもの集中力にはすごいものがありますよね…。)

そして、場面ごとの英語のセリフを日本語にいちいち翻訳せずにそのままストレートに受け取ります。

大人のように、「今なんて言ったのかな?ちょっと聞き取れなかったな。」と気にして

集中が途切れてしまう、なんてこともありません。

もちろんその場で辞書を引いてわからなかった単語を調べる、ということもしません。

子どもの特質

見つめる女の子

これは実は、子どもが持っている特質の1つです。

小さいうちは、わからない言葉があっても気にならず、想像しながら先に進むことができるのです。

個人差はありますが、一般的には9~10歳前後を過ぎると、知らない言葉が出てくるとそれが気になり、

耳がシャットダウンするようになるそうです。

私たち大人にだんだん近づいてくるのですね。

ですから、英語音声の映画を英語学習に利用するといっても、大人が利用する方法とは異なります。

子どもは細かいところやわからないところは気にせず、言葉(英語)のリズム感を楽しみます。

マネできるところだけ、マネします。

繰り返し出てくる言葉は、誰がどんな表情でどんな場面の時にその言葉を言ったか、という情報も合わせて、

まるっと覚えます。

特にお子さまが未就学児、また小学校低学年くらいまでの間は、英語の音声を最も吸収する時期です。

それより大きいお子さまも、ストーリーの理解力が高まると同時に、英語を使ってみたいという気持ちも高まっていく時期です。

同じお話を何度も視聴すれば、見る毎にお話の内容の理解度も進み、マネできる英語も増えるでしょう。

そういうわけで、お子さまが楽しめる良質の英語音声の映画や動画の利用はおススメなのです。

英語環境作りの素材として

ただし、ここで言う映画や動画はあくまでもご家庭の英語環境作りの1つの素材です。

アウトプットや会話までを含めた英語教育を進めるには、

映画・動画を見せるだけで事足りる、というわけではありませんので、ご注意くださいね。

何を見せるか

テレビを見る家族

冒頭でもお話したように、今は、YoutubeやNHK、またAmazon Prime等、たくさんの英語動画に
簡単にアクセスできますね。

その中からどれをお子さまに見せるのか?

選ぶポイント

英語が標準的ではっきり発音されているものがよいのは当然として、

・日本語吹き替え版あり・なし、

・短い・長い

・映像や音楽の品質がよい・イマイチ

・ストーリーや内容に子どもが興味を持つか

・親もストーリーや内容をいいと思えるか

などなど、選ぶポイントは複数あります。

時間と労力:大・中

人差し指を立てる女性

自分で一つひとつ視聴して選ぶのは、時間的にも労力の面でも、かなり大変です。

でも、時間と労力を惜しまなければ、こんなよいことがあるかもしれません。

・無料で見られる英語の動画の中から探せば費用がかからない。

・親も実際に視聴することで、納得感を持って子どもに見せることができる。

・親が気に入る作品、知らなかった良質な作品に出会えた時の満足感、達成感が高い。

また、まずは子ども向け英語動画のお勧めサイトの情報を参考にして、

ある程度絞り込んだものの中から選択するのもよいですね。

より少ない時間と労力で、費用面、納得感、満足感、達成感を得ることができます。

時間と労力:小

一つひとつ視聴し、吟味して自分で選ぶなんて、そんな大変な作業は無理、

お勧めサイトの内容も自分にはちょっとピンと来ないし、

そもそもお勧めサイトをいろいろ探すのにも、時間と労力がかかる。

という場合は、もう何も迷わず、親の好きなものを選ぶ、ということでいかがでしょうか?

これは実は私のケースでして、

私は、あれこれ調べる手間を省いて「映画」、それも基本はディズニー映画!で進めることにしました。

(ちなみに私は特別にディズニー大好き!!!な人では「ありません」。)

私がディズニー映画を選んだ第一の理由は、

子どもにインプットする英語として、ディズニー映画の英語が良質だと感じたからです。

・セリフが比較的短く、発音がはっきりしていてわかりやすい

・きれいな英語(←→俗語や下品な表現)

もちろん、映像と音楽が良質であるという安心感もありました。

そして、基本的には子どもに1人で見せっ放しにするのではなく、できるだけ親が一緒に見る、

というスタイルで継続できるものにしたかったので、

自分(親)の好みで、Youtubeの動画より、「映画」というジャンルがよかったのです。

英語環境の継続

ということで、できるだけ親も一緒に楽しめるものを選んで、

ご家庭に、「英語音声で映画・動画を見るという娯楽」

がフツウに存在する英語環境を作り、

継続してみてください。

日本語で見たいと言われたら

テレビを見る女の子

こんな感じで、親御さんが選んだ映画や動画を英語で見せて、英語環境作りに努めてきたご家庭。

順調に英語をインプットできているなと思っていたものの…

お子さまが幼稚園に入り、母語である日本語能力が一定のレベルに達すると、

「日本語で見たい!」

という要求がお子さまから出てくるかもしれません。

日本語で見たい理由と対応①

理由はその子にしかわからないことですが、

子どもが理路整然と理由を説明できるわけはないですよね。

まずは、

それまでにどれだけ英語を聞かせてきたか?

という点を考えてみましょう。

十分英語を聞かせてきていた場合は、英語音声でも日本語音声でも、お子さまはどちらも楽しめるように
なっています。

ただ今日は日本語で聴いてみたい気分、という日もあるでしょうし、

お友だちと話を合わせたい、ということもあるかもしれません。

お友だちとアナ雪ごっこをして遊んでいたら、

自分は「Let it go~♪」と熱唱した時、お友だちは「ありのままの~♪」と熱唱し、

(私の娘で、これ、ありました。)

日本語歌詞も歌えるようになっておこう、と思ったとか(笑)。

この場合は、あまり深刻にならずに、じゃあ今日だけ日本語で聞いて見よっか、等と

軽いノリで受け入れても、それ以降英語から離れてしまう、ということはないように思います。

日本語で見たい理由と対応②

ふさぎ込む男の子

それまでに英語のインプットが少ない場合は、

単純に、

日本語で見る方が楽!
(言葉の意味が理解できる箇所が多いから、「楽」と感じる)

と、お子さまが感じている可能性が高いです。

お子さまが日本語で見たいと希望する理由を、お子さまと会話しながら、

親なりに想像しましょう。

英語環境を作りたくて努力してきた親御さんとしては、残念でしょうが、

無理やり英語で視聴させるのは、よくありません。

かえって、

「英語は楽しくない!イヤだ!」となってしまう可能性の方が高いと思います。

まずは、お子さまの希望を受け入れましょう。

そして、理由を聞く会話の中で、

英語で見るのも楽しいね、

とか、

〇〇くん・ちゃんは、英語がだんだん上手になってきたね、かっこいいね、

などと、お子さまに、英語に対してよい感情を持てるような声掛けも、

織り交ぜていきましょう。

その上で、

お子さま(の耳)が英語に触れる環境を維持するために、より短くて英語が簡単で、

且つおもしろい動画を探してください。

そして、お子さまの様子やタイミングをみはからって、

おもしろそうなの見つけたよ!

ねえ、一緒に見てみようよ!

などと、親御さん自身が見たくてウキウキ・ワクワクしている感じで、誘ってみてはどうでしょうか?

子どもは変わっていきます。

決して無理強いはせず、お子さまの様子を見ながら、

英語環境作りをあきらめない気持ちを持っていてくださいね。

英語での視聴をサポートする声掛け

もしお子さまが、どうしても日本語がいい!!!というほどでもないようでしたら、

ちょっとした声掛けや態度を続けることで、英語音声での視聴を続けられるかもしれません。

我が家のケースを参考に、ご紹介します。

ただもちろん、もし娘が日本語がいいと言ってきたら、いくら私が英語で見たいからと言って、

娘に英語音声を無理強いすることはしなかったと思います。

9歳の今、娘は日本の映画も海外の映画も好きです。

そして、海外の映画は英語音声で視聴するのが、娘にとっても自然なスタイルのようです。

ほめる

私はとにかくほめる英語育児をしてきました。

英語で映画のお話がわかったの?すごいね!

(映画の歌を)英語で上手に歌えるようになったね!

などなど、たくさんほめたり、できるようになったことを言葉にして伝えました。

まねる

見るだけで終わらせず、アクティブに、一緒に楽しむ、ということです。

映画の中の簡単なセリフを1つでもマネしてみせました。

娘もおもしろがってたくさんマネを披露してくれ、一緒に楽しみました。

自分(親)の考えを伝える。

おもしろかったねー!

お母さんは、この場面の○○と△△のところがおもしろかった!

などなど、積極的に自分の感想を話しました。

さらに、私自身がもともと、海外の作品は吹替ではなくオリジナルの音声で視聴したいタイプなので、

私がそう思っていることと、その理由を、子どもにわかりやすい言い方で繰り返し説明しました。

「お母さんは英語で映画を見るのが好き。

だって〇〇(キャラクター名)は日本人じゃないから日本語を話せないよね。

(日本語吹き替えは)誰か違う人の声だよね。お母さんは本当の〇〇の声が聞きたいの。」

同じ世界に浸る

もし日本語音声で見ていたとしても、いずれにしても3歳児が日本語をすべて理解できるわけではありません。

なので、子どもがストーリーを理解しているかどうかは、さほど気にしませんでした。

主に映像と、映像に付随した音声のリズム感を楽しんでいるんだろうなと思い、私も子どもと同じように、

まったく聞き取れないところや意味を知らない言葉が出てきたり、うまくつかめない場面があっても

気にせずに、子どもと一緒に映画を見たという体験を楽しむようにしました。

字幕は我慢

その一方で、娘が気持ちよく映画を見られるよう努めました。

まだ字が読めないうちは、字幕は邪魔だと嫌がりました。

私は字幕に頼りたい気持ちもありましたが、我慢しました。

(でも、おかげで私もリスニング力がアップしました。)

まとめ

・お子さまの英語教育を進める際、英語環境作りのために親子で楽しめる英語の映画や動画を
利用することができます。

・子どもはわからないところがあっても気にせずに耳からどんどん新しことを学ぶ、という特質があるので、
英語の映画・動画はおススメです。

・何を見せるかは、選ぶために親が使える時間と労力も考慮し、お勧め情報なども参考に
ご家庭で決めましょう。

・お子さまが日本語音声がいいと言った場合は、基本的にはお子さまの希望通りにし、理由に応じて、
より英語が簡単な動画を探して提案するなどしてみましょう。

・映画や動画を英語音声で見ている子どもをほめたり、親も子どもと同じ見方で楽しんでみたり、
一緒に見た映画・動画の感想を話題にしたりすることも、無理なく英語映画・動画を楽しむ雰囲気作りに
つながります。

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