お子さまが小学校高学年~中学生にさしかかるお年頃のお母さまへ。
こんにちは。
とっさの英語も怖くない、世界とつながる15歳を育てる次世代型オンライン英語教室を主宰する、
向井佳代です。
このブログは、
日本に住みながら幼少期からお子さまに英語環境(英語教材、英会話教室等)を与えてきた
日本人のおうち英語ママで、
お子さまが小学校高学年~中学生にさしかかるお年頃のみなさま向けに
お届けしていきます。
また、同じお年頃の、短期間の海外滞在経験のある帰国子女のお母さまにも、
参考にしていただけるところがあるかもしれません。
本日は、「英語が嫌い!?おうち英語をがんばってきたのに子どもに英語が嫌いと言われてショック・・・!」ということについて、お話していきたいと思います。
子どもの「英語は嫌い!」が出てくる時期
子どもには英語に親しんでほしいと思い
小さい頃からおうちで英語環境を整えて
がんばっておうち英語をやってきたのに
子どもに「英語は嫌い!」と言われたら、すごくショックですよね。
もちろんご家庭によって様々ですが、
子どもから「英語は嫌い!」が出てきやすい時期としては、
次の二つが挙げられます。
幼児期
3歳前後から、幼稚園や保育園などの場で過ごす時間が増え、
発達段階の面からも、遊びや生活の中で子ども同士のかかわりが増えていきますね。
4歳、5歳と成長していくにつれ、
友だちとのつながりが強まり、仲間意識も芽生えてきます。
友だちと一緒に遊ぶことで、お互いに刺激し合って成長していきます。
そんな中で、
◎友だちが英語を話さないから、自分も話したくない
◎友だちが見てるのと同じテレビ番組を見たいから、英語の動画は見たくない
という気持ちが生じてくるのは、自然なことですね。
それが「英語は嫌い!」「ママは英語を話さないで!」
等の言葉になって出てくる、ということもあるでしょう。
小学校高学年~中学生
幼児期や小学校低学年時代からこの時期にかけての大きな変化の1つは、
やはり学校で英語の授業が始まることでしょう。
これまでのお母さまが作ってこられたおうち英語の環境の中では、
あからさまに点数で評価される、ランクされる、ということがなかったでしょう。
2020年度から本格的に始まった英語教育改革の影響で
小学校高学年・中学生が授業で学ぶ英語のボリュームは大きく増えています。
生活の中に自然にあった英語が、
勉強の科目となり、テストで評価され、成績がつけられるものに変わる。
子どもの英語に対する思いや感情にも変化が起きてもおかしくありませんね。
しかも思春期に入り、周りからどう見られるかが気になったり、
親からのかかわりを、干渉や支配と感じて反発を感じやすい時期にも入っていきます。
英語との関り方が大きく変化するこの時期の「英語は嫌い!」発言
または言葉にしなくても、英語の成績が悪い、宿題をしない、
などの状況から醸し出される雰囲気・・・。
いずれもおうち英語をがんばってきたお母さまにとっては、
つらいものがありますね。
小学校高学年~中学生の「英語は嫌い」への対応
でも、落ち着きましょう。
「英語は嫌い!」って、あまりにも漠然とした言葉ですよね。
幼児さんなら仕方ないとしても、
小学校高学年~中学生であれば、
「英語は嫌い」という言葉の背景に何があるのか
考えて言葉にすることができるはずです。
実は、「英語そのもの」が嫌いなわけではないのかもしれません。
例えば;
◎家でお母さんと英語は話すけど、外で話す自信がない
◎外国人の先生のオンライン英会話を受けても、できなかった感が残る
などなどの自信のなさからくる発言かもしれません。
とは言えやはり、子どもたちの生活のメインは、何と言っても「学校」です。
学校で関わる英語に、「英語は嫌い!」発言の背景があるとすれば、
どんな背景でしょうか?
学校の授業スタイル
学校ではどんな授業が行われているか、
またそれはなぜなのか、想像してみましょう。
生徒数30人前後のクラスに、英語の先生が1人。
授業によってはALT1人が加わります。
(注)ALT=Assistant Language Teacher(外国語指導助手)
英語を母語とする、英語授業のアシスタントです。
それでも、30人対1~2人です。
2020年からの英語教育改革が進行する中、
学校の先生も試行錯誤ではあると思いますが、
とにかく生徒たちに、検定教科書の内容を覚えさせないといけません。
ということで、
教科書に沿ったリピート練習やテストを繰り返し、
用意された選択肢の中で英語を練習することに時間が使われ、
1人ひとりが、習った英語で自分に関係のある話題、自分の好きな話題を
自由に表現しようとしてみる、そんな時間を持つことができない。
そんな風景が浮かびます。
(もちろん、学校によって実態は様々なはずです。)
学校で求められる英語と評価
おうち英語をやってきた子は
学校の授業で習う文型や英単語による言い方の他に、
同じ目的のことを伝えるための、別の言い方を知っていたりします。
英語は数学ではありません。
何かを伝えたい時、その伝え方に、唯一絶対の正解があるでしょうか?
同じことを伝えるにしても、いろいろな伝え方があるのです。
日本語でも同じですよね。
自分らしい伝え方、その時の気持ちを込めた伝え方、様々あります。
でも学校のテストでは、一言一句、
教科書通り、または先生が意図した通りの回答をしなければ、
✕になってしまうようです。
自由な表現ができてこその達成感や、楽しさが感じられません。
「✕」をつけられると、
自分の英語を否定されたように感じてつらいです。
学校のクラスメートとの関係
おうち英語をやってきた子どもたちには「あるある」なのが、
学校の先生の発音が悪い、
学校の先生の英会話力がそれほどなさそう、
という気づきですね。
周りの友だちについても同様です。
思春期は、
周りから自分がどう見られるかを気にするようになる時期です。
おうち英語をやっていた子が、学校では先生やクラスメートから
どう見られるかを気にして、周りに合わせて自分の発音を封印し、
カタカナっぽい発音で話すようにしている、という話も聞きます。
普段通りの英語を話したら、クラスメートから浮いてしまうかも、という居心地の悪さから
伸び伸びと、自分の英語を自由に使えないのは窮屈ですね。
小学校高学年~中学生の「英語が嫌い」への解決策
いかがでしょうか?
子どもが言う「英語が嫌い」は、実際には、
「学校の授業の英語が嫌い」
「自分の言いたいことじゃないのに言わされる英語が嫌い」
「クラスメートから自分を浮かせてしまうかもしれない英語が嫌い」
なのかもしれません。
だとしたら逆に、
おうち英語をやってきたお母さんにとって、光が見えます。
まず、「英語が嫌い」な雰囲気の小学校高学年~中学生の子どもたちが
置かれている状況を考えてみましょう。
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この年代になると、学校や友だちとの時間が長くなります。
また思春期に入り、子どもにとっての関心度・重要度も、
親よりも友だちに比重が移っていきます。
「英語が嫌い」という雰囲気を子どもから感じたとしても、
小さい子のようにお母さんのおうち英語で何とかできる年代ではない、ということですね。
一方で、学校の勉強はどんどん進んでいき、語彙や話題などの知識は増えていきます。
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という状況で、小学校高学年~中学生の子どもの「英語が嫌い」に対して
できることは・・・?
こんな状況を逆手に取るのはいかがですか?
次の3つの解決策を提案させていただきます。
同年代の英語仲間
友だちがとても大切になる年代です。
小さい頃から英語やってるし、
別に英語って自由に使っていいんだよね。
こんな感覚を共有できる英語仲間を作ることができれば
「英語が嫌い」を脱却する効果抜群です。
家で1人でネイティブスピーカーの先生とのオンライン英会話をやっても、
所詮は先生対生徒、大人対子ども。
同年代の仲間といっしょに英語を使い、
◎自分たちの興味のある話題について自分を表現しようとがんばる、
◎仲間から刺激を受け、よし、自分もがんばろうと思う、
◎仲間から「すごいじゃん」と思ってもらえる、
そんな切磋琢磨し合える英語仲間がいれば、
「英語が嫌い」なんて言ってる場合じゃなくなりますよね。
自由な会話ができる場
おうち英語をやってきた小学校高学年~中学生の子どもたちが
せっかく培った英語力を、
教科書通りの英語を練習するためだけに使うのは
とてももったいないです。
この年代は、発達の面からも、それまでと大きく違う段階に入ります。
具体的に目に見えるものだけでなく、抽象的な概念についても理解できるようになるのですね。
日本語でも国語の授業が書き言葉中心になっていくので、
知っている熟語や言い回しが増え、子どもが知っている、または使える日本語が高度化します。
そうなると、子どもたちの話すことができる内容が、大きく広がります。
子どもたちも、
日本語力が上がっていること、
大人と同等に話せるようになってきたことを
実感しているはずです。
そして、無意識にそれを嬉しく思っているでしょう。
それって、英語でも同じことができるはずですよね。
小さい頃からインプットしてきた英語の基礎力を花開かせるのは
この年代からなのです。
教科書通りの内容を反復練習するのではなく、
英語で自由に表現してみることにチャレンジし、達成感を持てる場があれば、
強くなっていた「英語が嫌い」という気持ちが影を潜め、
「英語ってやっぱりおもしろい」という気持ちが
戻ってくると思いませんか?
考えて英語を使う体験
例え学校の英語の授業がおもしろくなかったとしても、
毎日、毎週、授業は進んでいきます。
しかも、2020年から順次本格実施されている英語教育改革により、
これまで中学から習い始めていた内容が小学校に前倒しされ、
学ぶべきとされる英単語数も大幅に増えています。
◎小学校は「0」から「600~700語程度」
◎中学校は「1200語程度」から「1600~1800語程度」
学校の授業を受けたり宿題をしたりする中で、
子どもたちはこれまでおうち英語では触れたことのなかった英単語やフレーズに
どんどん出会っていきます。
問題は、
その新しく出会った英単語やフレーズを「使う」場があるかどうかです。
「使う」場があった場合はこんな感じになります。
◎(自分に関係のある話題や興味のある話題が出てきて)
あっ、これを言いたい、伝えたい、という意志が子どもたちの中に生まれる。
◎えーっと、英語で何て言ったらいいかな、あの単語なんだったかな、と考える。
◎あっ、そうだ、○○だ、と思い出して、口にしてみる。
◎(相手が、ああ、とわかった顔をして、反応してくれると)やった!通じた!と嬉しくなる。
いかがでしょうか?
誰かがすぐ教えてくれるのではなく、またあきらめるのではなく、
考えて、思い出して、引き出して、口にして、相手が反応して
小さな成功感を得る。
こうなると、学校で触れた英単語やフレーズがその子の中に定着するのはもちろんのこと、
英語で得られたこの嬉しい成功感を、また味わいたくなりますよね。
英語が嫌い!?おうち英語をがんばってきたのに子どもに英語が嫌いと言われてショック・・・!:まとめ
小さい頃からおうち英語をしてきたのに、
子どもの「英語が嫌い」発言や雰囲気にお悩みの、小学校高学年~中学生のお母さまへ。
落ち着いて、「英語が嫌い」という言葉の背景に何があるのか
子どもを観察してみましょう。
子どもの生活や関心のメインが、家から学校に移る時期です。
英語と関わる場も、
お母さんとのおうち英語から、
学校での英語の授業に、変わります。
「英語が嫌い」なのではなく
「学校の英語が嫌い」だったとしたら、
この年代の子どもたちにぴったりの解決策が3つあります。
◎同年代の英語仲間
◎自由な会話ができる場
◎考えて英語を使う体験
これらを実現できる場を用意してあげることで
「学校の英語は嫌い」だったとしても
「英語は好き」な子どもに戻ってくれます。
どうぞ、ご参考になさってくださいね。
シャーンティ京都スクエアは
少人数の同年代の英語仲間といっしょに
学校では教えてくれない、自分を表現する英語を学ぶ
次世代型オンライン英語教室です。
海外お仕事歴25年・おうち英語マイスターの向井佳代が
お子さま1人ひとりを丁寧に観察し、
英語の小さな成功体験を積み重ねさせて、
「自分は英語ができる!」という自信を育てます。
おうち英語をしてきたのに、子どもの「英語が嫌い」発言・雰囲気にお悩みの方は、
ぜひ一度、無料体験レッスンにお越しくださいね。