こんにちは。シャーンティKyotoあらため、シャーンティ英語スクエアのKayoです。
(教室名その他、ウェブサイトのいろいろな部分を改修予定です。コースは改修済みです。)
シャーンティ英語スクエアの教室は、京都の中心部、四条烏丸と烏丸五条の中間(下京区)にあります。
前回の投稿から約半年、ブログを更新できなかった間、
いろいろなワークや対話をしながら、ずーっと考えてきました。
私はどこの誰にどんな未来を提供する人なのか
そしてついに7月末にリリースできたのが、
10月開講の新教室です。
<次世代型>オンライン英語レッスン
とっさの英語も怖くない、
世界とつながる15歳に育つ
中学一年生〈基礎固めコース〉6カ月
https://peraichi.com/landing_pages/view/shantieigo-chu1
このブログは、日本に住みながら幼少期からお子さまに
英語環境(英語教材、英会話教室等)を与えてきた日本人のおうち英語ママで、
お子さまが小学校高学年~中学生にさしかかるお年頃の
みなさま向けに、お届けしていきます。
まだお子さまが小さくても
「今」の先にあるかもしれない数年後のヒントとして
参考にしていただけると嬉しいです。
本日は、
高学年~中学生になっても英語から離れてほしくない!おうち英語ママの戦略その1
について、お話したいと思います。
戦略その1は、
世界の国とお子さんをつなげること
です。
子どもと英語の先生のやりとりの機会
あなたはお子さまが幼少期から英語環境を整えている、英語教育に熱心な親御さんですから、
お子さまが日本人・外国人の英語の先生たちと、英語のやりとりをする機会も作り、
その様子をいつも見ているでしょう。
例えば私が家庭で使っているディズニー英語システムであれば、サポートプログラムとして
週に1回、電話でネイティブの先生と一緒に歌を歌ったり、会話をしたりする機会や、
月に1回、スカイプでネイティブの先生と会話をする機会があります。
またそのような、教材にリンクしたプログラムでなくとも、子ども向けオンライン英会話レッスンのサービスは
たくさんあるので、その気になれば、いくらでも作ることが可能ですね。
4歳くらいまでの様子
乳幼児期から英語のインプット時間をたくさん持ってきたあなたのお子さまは、
先生からの定番の質問、例えば;
Do you like apples?
What’ your favorite food?
などの意味も理解して、
Yes!
と答えたり、
Apples!
と答えたりするでしょう。
またゲームやクイズの流れが理解できるようになると、例えばリンゴのシルエットを見て、
Apple!
と元気よく答えたりもできるでしょう。
5歳前後から親が気になり始めること
先生の質問の意味がわかって元気よく答えるお子さまに目を細めていた親御さんも、
お子さまが成長し、5歳前後になってきてもまだ「Apple!」と答えていたら、
「It’s an apple!」って、言えないのかな?言ってほしいな。という気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。
この頃には英語のやりとりのバリエーションも増えていて、
「It’s」だけではなく「They’re」で答えるのがふさわしい内容だったり、
What food do you like? などのように、
センテンスで答えるなら、
I like apples.
と答えるものも、出てくるかもしれません。
単語だけで答えるのが気になり始めたら
お子さまが5歳前後になり、単語だけじゃなく、センテンスで英語の質問に答えてほしいなと
気になり始めたら、どうするのがよいのでしょうか?
基本的には、単語だけであっても質問の意味を理解して、しっかり答えていること自体、すばらしいことです。
まずは答えられたこと、答える態度があることを喜び、受け入れる姿勢を見せてあげてくださいね。
その上で、以下2点を意識してみましょう。
◆単語だけではなくセンテンスで答えられるよう、サポートしてあげる。
◆家庭での日本語のやりとりも、単語だけ・指示語(あれ、それ等)だけの会話になっていないか振り返り、
日本語も文章でやりとりできるよう努める。
センテンスで答えられるようサポート
私の幼児さんの教室でも、よくある光景です。
Who is he?
と、子どもたちの知っているキャラクターを指しながら聞くと、子どもたちは元気よく
XXX!
と答えるので、笑顔で
Yes! Very good!
と受け止めます。そして、
He or she?
など、子どもたちの口からセンテンスが出てくるのを促すための声掛けをします。
すると、子どもたちから
He!
という返事があったりして、最終的に、
He’s XXX!
が出てくる、という流れです。
何週間か、何か月かするうちに、質問されたらすぐに
He’s XXX!
と答えられる子どもたちが現れます。
それまで、あせらず、根気強く、同じパターンを繰り返しています。
親御さんがお子さまをサポートする場合も、単語で答えたお子さまに、「違うよ」と否定したり、
「また単語か…」という感じで表情を曇らせたりせず、答えられたことを喜んであげるのが大切です。
そして、本当はこう言ってほしい、というセンテンスを親御さんが言いましょう。
その時にすぐにお子さまが同じように言えなくても、気にしないこと。
どこかの時点でお子さま自身が、気づくはずです。自分で気づいた時に、身につきます。
お子さまを信じて、気長に続けていきましょう。
日本語のやり取りも意識
ではここでちょっと振り返ってみましょう。
お子さまとの日本語の会話で、こんなやりとりはありませんか?
子:ママ、お茶!
親:はい、どうぞ(とお茶を出す。)
親:クッキーとチョコ、どっちにする?
子:チョコ!
あるあるですよね。
「ママ、お茶ちょうだい。」
「ママ、(ぼく・わたしに)お茶を入れてくれる?」
だったり、
「(ぼく・わたしは)チョコがいい。」
って言わずに単語だけで会話。
全然通じるから、何も疑問に思っていなかった、って方、多いかもしれません。
親が特に意識せず、単語・指示語(あれ、それなど)だけのやりとりで育った子どもと
親が意識して、「てにをは」を使ってきちんと文章でやり取りする家庭で育った子どもがいたとします。
すると、学校や社会に出た時に、語彙や言い回しのバリエーションが豊富であったり、
相手の言いたいことを正しく理解でき、自分の考えもよく整理して伝える日本語力(国語力)が
身についているのは、やはり後者の子どもだと思うのですね。
英語力を伸ばすためには日本語力も大事
日本語力と英語力って、関係あるの?と思われた方はいらっしゃいますか?
おおありです。
私たちの母語は日本語です。
私たちは、日本語で整理して伝えられないことを、英語で整理して伝えることはできないのです。
私は長年、多国籍企業に勤め、英語を使う日本人の1人として仕事をしてきました。
日本語で論理性に欠ける、あいまいな説明しかできない人は、それを英語に直したところで、同じでした。
小さいお子さまに関して言えば、家庭の中であっても、「てにをは」を意識した丁寧な日本語を話したり、
考えたりする態度を育むことで、日本語力が伸びます。
そしてそのような態度は、英語力を伸ばすためのベースともなるでしょう。
英語力を伸ばしたければ、日本語力を伸ばすことも同時にやっていきましょう。
子どもが英語で答える時に気になること(まとめ)
・子どもが4歳~5歳くらいになると、英語に質問に単語だけで答える様子が気になってきます。
・センテンスで答えられないのかな?英語力がついていないのかな?等と心配になったりします。
・単語だけであっても質問の意味を理解して答えているお子さまをまずは受け入れて、喜びましょう。
・その上で、センテンスで答えられるようサポートすると同時に、日本語でも同じように単語だけで
会話を済ませるようなことがあれば、文章で会話するよう意識して、日本語力を伸ばしましょう。
・母語である日本語で整理して伝えらえない人は、英語でも整理して伝えることはできません。
日本語力を伸ばすことは、英語力を伸ばすことにつながります。