1歳から3歳の子どもと英語教室?~英語耳・英語脳・発音以外の大きなメリットとは

おうち英語

 

こんにちは。シャーンティKyotoのかよです。

シャーンティKyotoは京都の中心部、四条烏丸と烏丸五条の中間(下京区)で、

英語とヨガの教室を開いています。

 

お子さまに英語の早期教育をされているご家庭も増えてきていることと思います。

幼稚園への入園と言えば、従来は4歳になる年度からでしたが、

今はその1年前からプレ入園させるご家庭も増えてきましたね。

 

そして、幼稚園入園前のお子さま向けの英語教室も、増えています。

 

でも、将来役に立ちそうな習い事、という点で興味はあるけれど、

小さなお子さまを英語教室に連れて行くことには、いろいろと迷いも生じることと思います。

 

本日は、1歳~3歳児が通う英語教室のメリット、ということについて、お話をしていきたいと思います。

 

1歳~3歳児の英語教室に関する「?」

1歳児2人

もしあなたが、1歳~3歳のお子さまに英語教室を考えておられるなら、

あなたは間違いなく、お子さまの人生にとって、
英語を使える能力がとても重要になると考えておられることでしょう。

でもわからないことや心配なことはいろいろ浮かんできます。

中でも、

・まだ日本語もできないうちから英語を習わせて、日本語がうまく話せなくなったらどうしよう?

・まだ何も話さないのに、教室に行って意味があるのかな?

この二つは多くの人が感じる疑問です。

日本語の習得に支障?

2歳男の子横向き

まだ日本語も話せない小さいときから英語の音を聞かせるのは、日本語の習得に支障が生じるのではないかと
心配するご意見は、昔からあります。

日本語が話せなくなるのではと、英語教室に通うことに関して家族から反対を受けるケースもあると
思われます。

しかし、日本に暮らし、日本人の両親、祖父母に囲まれて育つお子さまの耳に入る音は、否が応でも日本語が
メインです。

よほど日本語を制限した環境で育てるであれば別ですが、週に1回や数回、30分から1時間程度、
英語が聞こえる環境に行ったからといって、日本語が話せない子になるとは考えにくいです。

英語教室に通う意味はある?

考える女性

となると逆に、週に1回程度英語教室に通うことで、お子さまが将来につながる英語力を
身につけることなんてできないのでは?

お金を払って通う意味はあるの?

といった疑問も浮かびます。

まず、週に1回、30分から1時間程度、親子で英語教室に通い、英語の歌を歌ったりお遊戯をしたり、
おもちゃで遊んだりと楽しい時間を過ごしたとします。

先生から英語で声をかけられてお子さまが楽しそうに笑ったり遊んだりする様子を見ると、
親御さんも嬉しくなることと思います。

しかしご心配の通り、その時間だけしか英語に触れないのでは、「楽しい時間を過ごせてよかった!」
で終わることになります。

楽しい時間を過ごせるのはもちろんよいことですが、お子さまの将来のために英語力をつけさせてあげたい、
という目的があるのであれば、楽しいだけで終わってしまうのはもったいないことですし、
目的にも叶いません。

ではどうすればよいのでしょうか?

ベビークラスと親子クラス

赤ちゃん2人とママ

今や大手英会話教室でも、ベビー英語、ベビー英会話コースが普通に用意されるようになりました。

1歳~3歳を対象とするコースが一般的で、ウェブサイトでは小さいお子さまとお母さまが
楽しそうに講師と向き合ったり踊ったりする写真が掲載されています。

この年齢向けの英語クラスの内容や目的は、教室によっていろいろあると思いますので、
どの英語教室に通うかを決める前に、体験したり、質問したりされるのがよいでしょう。

例えばベビー英語コースという名のレッスンでは、レッスンの対象はお子さまで、
親御さんは付き添い、という位置づけと思われます。

私が開いている1歳~3歳の親子クラスでは、少し異なります。
ベビークラスではなく親子クラス。つまり、お子さまだけでなく親御さんも「生徒」という位置付けなのです。

親子クラスの目指す目的

遊ぶ父娘

この親子クラスの大きな目的の1つは、親御さんに英語でお子さまと触れ合うことに慣れていただき、
子どもと英語で遊ぶことって案外難しくないな、いやむしろ楽しいな、という発見をしていただくことです。

週に一回、親御さんと一緒に歌ったり踊ったりおもちゃで遊んだりする英語クラスは、
お子さまにとっても楽しい時間です。
先生のやることを見て、マネもするでしょう。

でも、お子さまと一番長い間一緒にいて、最も影響を与えるのは、親御さんです。

ですから私の教室では、親御さんに教室で習ったことを持ち帰っていただき、
ご家庭でも同じようにお子さまと英語で遊んでいただくことを目指しています。

教室と家庭での英語環境作り

アルファベットポスター

ご家庭で親御さんにやっていただきたいことは、英語が自然に耳に入る環境(英語環境)を整えることです。
DVDやCD教材をかけることは、意識すればさほど難しいことではないと思います。

加えて、先ほどもお話したように、英語教室でやった遊びをご家庭でもやることができれば、
なおよいです。

小さいお子さまの生活の中に、ごく自然に英語が存在する環境を作ることができれば
こんなにすばらしいことはありません。

初めて親子クラスのレッスンに来られた親御さんの中には、お子さまの付き添いのつもりの方もおられます。
なので私の教室では、初めての方にはレッスンで目指すゴールを説明して、たくさん英語を話してくださいね、
とお伝えします。

そして、翌週レッスンに来られた時には、やってみられましたか?と、1週間のご家庭での様子を
お聞きしたりします。
もちろんやらなかったからといって否定的な反応をすることはありません。

この教室に通って、楽しいだけでなく、得ていただきたいものがあるためお聞きして、
ご家庭での様子を参考に、次のレッスン内容に工夫を加えたりしています。

1歳~3歳児と成長

1歳~3歳の間、お子さまの成長は目覚ましいものがあります。

1歳のお子さまはまだ日本語も英語も話しません。

2歳になると、個人差はあれど、先生や親御さんが声掛けする英語を上手にマネしたり、
2歳も後半になると英語の質問に英語で答えたりできる子もいます。

例えば、What’s this?と指さした犬のぬいぐるみを見て、A dog!と言ったりです。

言葉の遅い早いは英語に限らず個人差・性格があるため、他のお子さまと比べる必要はありません。
比べるのはあくまでもお子さまご自身の、以前の状態と今の状態です。

親御さんが教室で習った内容をご家庭で実践している度合によって、お子さまの英語への親しみ度合は
変わります。

1歳~3歳児の間に英語教育を始めるメリット

・英語の音を聞き取る英語耳ができる、
・よい発音ができるようになる、
・日本語を介さずに英語をそのまま理解する英語脳ができる、
などなど、いろいろありますが、

ここでは別の観点から、この時期に親子で英語教室に通うことにより得られるメリットについて、
お話したいと思います。

お子さまが1歳~3歳の時期はまだ、どこへいくにも何をするにも、
お子さまが目にするもの耳にするものは、ほぼ親御さんの管理下にあります。

さらに、お子さまがまだまだ素直に言うことを聞いてくれやすい時期。
親御さんがその気になれば、ご家庭でしっかり英語環境を作りやすい状況です。

そして、お子さまは親御さんと一緒に遊ぶのが大好きです。
この数年は、お子さまと親御さんの蜜月期と言えるでしょう。

また、2歳前後は、お子さまが日本語も英語もすごい勢いで吸収する時期です。
教室に来るたびに英語のアウトプットが増えて、びっくりすることも少なくありません。

親御さんが英語環境を整えれば整えるほど、お子さまの英語のアウトプットも増えるので、
親御さんのモチベーションが上がります。

このように、英語教室の親子クラスに参加するメリットは、親御さんが、ご自身の英語環境作りが
お子さまの英語アウトプットの増加に直接つながっていることを実感し、喜びを感じられることなのです。

そしてその経験による効果は、3歳以降、お子さまが成長してからも続きます。

3歳を過ぎてから

門をくぐる女の子

親御さんとお子さまの蜜月期は、3歳以降、お子さまが幼稚園という初めての社会に足を踏み出してから、
少し変わってくるかもしれません。

お子さまの世界の広がり、お子さまの自我の発達、お子さまの成長。

家族以外の大人やお友だちと一緒の時間が増え、お子さまが聞く日本語の量も種類も飛躍的に増えます。

お子さまの話す日本語のレベルはあがり、日常的なことならほぼ意思疎通ができる程度にはなるでしょう。

この時期、好き・嫌いもはっきりしてきます。

親御さんからは、お子さまが英語を話さなくなった、日本語が増えた、せっかく英語環境を整えても
子どもが英語のDVDを見たがらず、日本語のテレビ番組を見たがる、等という悩みをお聞きします。

でも、日本に住んでいる以上、それは自然なことです。
日本語力の発達につれ、外国語として学ぶ英語とは差が開きますが、子どもが使いこなせる母語の幅が広がり、
奥行きが増していくこと自体は、よいことです。

自然に英語がある家庭

空と手とハート

その間もやはり、親御さんには淡々とご家庭の英語環境を維持していただきたいと思います。

残念ながらある程度の年齢まで続けなければ、それまでインプットしたことが忘れられてしまうからです。

親御さんにとっては、1歳~3歳までの間に英語環境を整えることでお子さまに直接影響を与え、
お子さまの英語のアウトプットがどんどん増えていったという嬉しい思い出と、自信が残っています。

その経験は、お子さまが英語から少し離れる時期も、成果が出ることを信じて英語環境作りを続ける
大きな力となるでしょう。

また、小さい頃から家庭に自然に英語があったお子さま、親御さんと英語で遊ぶことが
日常であったお子さまは、他にも興味のあることがたくさんできて家で英語に触れる量が減ったとしても、
英語と関わり続けること自体にはあまり抵抗を感じないでしょう。

まとめ

・1歳~3歳の英語教室に通う前に迷うのは、日本語習得への影響の有無と、英語力が身につく効果の有無です。

・日本に住んでいる以上、日本語習得への悪影響は考えにくいです。
一方、英語習得には教室に通うだけでは不足です。

・親子クラス通いの効果は、親御さんも生徒であると自覚し、家に英語環境を作り、
教室での学びを家庭で実践することで、2歳前後くらいに現れてきます。

・その時の親御さんの経験と自信が、3歳以降も英語環境の整備を作り続ける力となります。

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