お子さまが小学校高学年～中学生にさしかかるお年頃のお母さまへ。
こんにちは。
とっさの英語も怖くない、世界とつながる15歳に育つ次世代型オンライン英語教室を主宰する、
向井佳代です。
このブログは、
日本に住みながら幼少期からお子さまに英語環境を与えてきた
日本人のおうち英語ママで、
お子さまが小学校高学年～中学生にさしかかるお年頃のみなさま向けに
お届けしていきます。
また、同じお年頃の、短期間の海外滞在経験のある帰国子女のお母さまにも、
参考にしていただけるところがあるかもしれません。
本日は、「オンライン英会話の選び方-おうち英語ママのオンライン英会話の選び方に必要なステップ4つ」ということについて、お話していきたいと思います。
おうち英語ママがオンライン英会話を考える時とは
子どもが小さい頃から、英語教材や動画を使ったり、
親から英語で話しかけることで会話を生んできたおうち英語ママのご家庭で、
いろいろな理由やきっかけで、
オンライン英会話という選択肢が浮かんでくることがあります。
特に、小学校高学年～中学生に成長すると、
学校や部活、塾や習い事も忙しくなり、また子どもの生活や関心が広がり、
小さい頃にルーティンにしていたようなおうち英語の時間は取れなくなっていきがちです。
さらに、学校でも英語の授業が始まるこの時期、
今までがんばってきたおうち英語の成果は出ているのかも
気になるところですよね。
せっかくインプットしてきた英語をアウトプットする機会をたくさんもってほしい、
でも、学校の英語だけでは話す機会は大して望めない。
そして、ここまで成長すると、そもそも日本語であっても親との会話が減りがちだし、
英語で話すとしても、もう親の手には余る・・・。
そんな時、オンライン英会話なら
手軽に英語を話す機会を持てるのでは・・・！
そう思った、おうち英語歴のある小学校高学年～中学生の子どものお母さんのために、
オンライン英会話の選び方、4つのステップをご紹介します。
ステップ１：調べる – 小学校高学年～中学生向けオンライン英会話の種類
まずは検索してみましょう。
「オンライン英会話 中学生」
「オンライン英会話 – 小学校高学年」
等のキーワードで、おススメオンライン英会話がたくさん挙がってきます。
ただしこの方法では、ほとんどの場合、大手オンライン英会話しかあがってこないでしょう。
その他にも、
「オンライン習い事 英会話」
「オンライン家庭教師 英会話」
等のキーワードでも、年齢に応じたオンライン英会話サービスを見ることができます。
ざくっと調べて、大体のイメージをつかみます。
その過程で、以下のような点について意識しておくと、
オンライン英会話サービスの、大体のパターンが見えてきます。
◎どの程度の頻度でいくらの価格なのか
◎どのような仕組みで予約をとるのか
◎どんな人が講師で、どのように選ぶのか
◎どのようなレッスン内容なのか
ステップ２：目的を明確にする – おうち英語歴を踏まえたストーリー作り
おうち英語歴のある小学校高学年～中学生ですから、初めて英語をやる子ではありません。
基本的に英語耳ができており、これまでに英語がインプットされた量も多いですね。
ネイティブ講師との会話経験も、小さい頃に持っている場合もあるでしょう。
これら、おうち英語歴を踏まえて、あらためて、今なぜオンライン英会話なのか？
子どもにどうなってほしくて、そのためにオンライン英会話のどんな点が役立ちそうなのか？
よく考えて、言葉にしてみてください。
書いてみるとよいですね。
◎おうち英語歴（過去）
◎子どもにどうなってほしい（未来＝目的）
お母さんは、この２つの間を埋めるためのものを探していて、
オンライン英会話が役に立つかも、と考え中なのですね。
どうなってほしいかがはっきりすると、
オンライン英会話の選び方が、見えてきます。
こうなってほしい未来から逆算して、そこに行くためのストーリーを作ってみましょう。
プチストーリーでOKです。
これまでこうしてきて、さらにこうすれば、こんな風になる。
未来とは言っても、半年後とか、近い未来でいいんです。
ストーリーを作るのは、ステップ３でお話しするように、
子どもと共有するためです。
未来＝目的に応じたオンライン英会話の選び方の例を3つ挙げます。
会話の場数を踏ませるフリートーク
◎すでにほとんどの文法事項も含んだ英語のインプット済み。
◎今はとにかくそれをアウトプットさせる場がほしい。
◎テキストのリピートやロールプレイをさせたいんじゃない。
おうち英語をされてきたお母さんには、こんな方もいらっしゃるでしょう。
そんな時はフリートークができるオンライン英会話のレッスンがよいですね。
だって、
テキストの音読や先生のリピートは本当のアウトプットではありません。
自分の気持ちや考えを表現するのが本当のアウトプットですものね。
ただし注意する点があります。
◎子どもによっては、質問されるのを待ってYes, Noを答えるだけで
時間が過ぎる。
◎子どもが何か言おうとして考えていても、先生が気づかず（または待てずに）、
先生の方がどんどん話してしまう。
◎先生が提供してくれる話題が子どもが興味のないもので、
子どもの気持ちが盛り上がらない。
こうなると、「アウトプットさせたい」という目的が達成できません。
子どもから質問をしたりYes、No以上のお話ができるよう、
できるなら、背中を押してあげたり、ヒントをあげたりした方がよいでしょう。
また
◎子どもが考える時間は待ってほしい、
◎子どものYes、No以上の英語を引き出してほしい、
◎話題や進め方についてこんな風にしてほしい、
（具体的には、話題は子どもが用意するのが一番いいです。
自分が話せる内容を事前に考えて、それを実践し、
成功感を得る、という良いサイクルができます。）
などと、先生に相談して、こちらの目的に叶うレッスンができるよう
お母さんがデザインしてあげた方がよいですね。
逆に言えば、そんなことができる自由度が、フリートークレッスンのメリットです。
カバーする範囲が明確なテキストレッスン
おうち英語でインプットした英語をアウトプットする場がほしいけど、
フリートークレッスンのデザインまでは難しそう。
そんなおうち英語ママには、
テキストに沿ったレッスンの方が、いろいろな会話表現や文法事項が
総合的にカバーされている、という安心感があります。
おうち英語の総点検として使う、という考え方もありますね。
また中には、
中学校の英語授業やテストに備えることや、
英検対策も意識したテキストを謳うサービスもあります。
大体は、
音読やリピート、ロールプレイなどでテキストの内容に沿った会話を練習し、
最後に時間があれば、関連するフリートークを少しする。
というスタイルのレッスンになるかと思います。
なので、おうち英語でインプットしてきた英語に対する
体系的な知識を得られる、
ああ、そういうことだったのかと理解が深まる、
という効果が期待できますね。
一方で注意する点は、
音読やリピート、ロールプレイは本当のアウトプットではなく「練習」だということです。
テキストが進むことと、英語で自分の気持ちや考えを表現できる力がつくことは、
別物と考えた方がよいでしょう。
それでも最後に少しだけフリートークの時間があるなら
その「アウトプット」の機会を有効活用できれば、
目的に叶います。
会話プラスアルファのレッスン
おうち英語でインプットした英語をアウトプットする場がほしいけど、
せっかくなのでただ話すだけじゃなく、プラスアルファの学びもあるといいかも。
そんな方には、
◎フォニックス、多読などに特化したオンライン英会話レッスン
◎英語を使って他の科目を学ぶクリルを導入したオンライン英会話レッスン
といったものもあります。
ちなみに、「クリル」とは「CLIL」（Content and Language Integrated Learning）、
内容言語統合型学習という学習法です。
例えば、英語で科学や歴史を学ぶとか、料理やスポーツを習う、
といったイメージです。
子どもが好きな分野、興味のある分野であればその内容自体が楽しく、
英語学習へのモチベーションもアップするでしょう。
注意点は、
◎このようなサービスの数が少ないこと、
◎「安価で手軽に好きな時に利用できるオンライン英会話サービス」
という範疇に入らないこと
です。
ステップ３：子どもと話し合う – ストーリーと未来の共有
子どもにこうなってほしい未来から逆算して
そこに行くためのストーリーに当てはめるオンライン英会話を
選ぶことができましたか？
では、そのストーリーを子どもに話しましょう。
話し方は、普段からどんな感じで親子のコミュニケーションをとっておられるかに
よると思うのですが、私の考えでは、上から目線ではない方がいいと思います。
思春期の子どもは、決めつけられる、支配されることにとても敏感ですから。
例えば私ならこんな感じで話します。あくまでも一例としてご参考ください。
【これまで積み上げてきた「今」】
おうち英語をこんな風にやってきて、今あなたにはこんな英語力があるね。
↓
【こうなってほしい「未来」（目的・ゴール）】
あなたの英語力が、さらにこんな風になったら、すごくいいなと思って、
できそうなことを探してみたよ。
↓
【そこに行くための「手段」】
学校や部活もあって忙しいけど、これくらいの時間でできる、
こんなオンライン英会話なら、どうかなと思ったよ。
お母さんがそのオンライン英会話がいいと思って選んだ理由や、
その他の選択肢もシェアして、子どもの意見も聞くとよいですね。
子どもと、未来（目的・ゴール）を共有することはとても大切です。
子どもが小さい頃、なぜおうち英語をするのか、お話したことはありますか？
オンライン英会話に関しては特に、実は継続が難しいという面もあるのです。
◎時間の融通がきく ＝ いつでも受けられる ＝ 時間の強制力がない
◎いちいち毎回予約しないといけないのも、結構面倒
（一度に予約できるレッスン数が制限されていることが多いです。）
ということで、
子どもとお母さんに、必ず続けるという強い意志がないと、
後回しになっていつのまにかやらなくなっていた、ということになりがちなのです。
ぜひお母さんの思いを、普段の親子コミュニケーションの中で、
しっかり伝えて、話し合って決めてくださいね。
ステップ４：進捗を見る – こうなってほしい未来に向けて
何とかオンライン英会話をスタートでき、定期的に受講できてきたら、
おうち英語ママなら一歩踏み込んで、進捗も知りたいものですね。
このオンライン英会話の選び方でよかったのかも、気になったりしますね。
まずはオンライン英会話を受講した後、子どもがよい顔をしているか、見ることです。
楽しかった、英語が通じた、難しかった、いやになった、などなど、
子どもの気持ちがどんな風に表情に表れるか、一番わかっているのはお母さんですね。
レッスンの進捗や子どもの英語力については、
先生とコンタクトをとることができるシステムのあるオンライン英会話であれば、
先生に聞いてみるのもよいと思います。
そうでなければ、
子どもと話したり、子どもの様子を見たりして、
こんな感じで進んでいるんだなと判断します。
効果は数値化されるものではないので、見えにくいですが、
継続に応じて後からついてくるものですから、あせらないこと。
しばらく継続したら、子どもの実感を聞いてみるのもよいと思います。
学校など家の外で、
◎英語が口から出やすくなった、
◎前まで言えなかったことがするっと言えた、
などという体験をしているかもしれません。
こうなってほしい未来に、一歩ずつ近づいていますね。
何にしても英語学習は続けることが大切です。
子どもにこうなってほしいという未来のために、
オンライン英会話という新しい習慣を子どもの生活の中に定着させる。
こんな変化を起こせたお母さんは、すばらしいです！
まとめ：オンライン英会話の選び方-おうち英語ママのオンライン英会話の選び方に必要なステップ4つ
子どもが小学校高学年～中学生に成長すると、
小さい頃にルーティンにしていたようなおうち英語の時間は取れなくなっていきがちです。
「せっかくインプットしてきた英語をアウトプットする機会を作るために
オンライン英会話をやらせてみたい！」
と思ったおうち英語ママのための
オンライン英会話の選び方、4つのステップは次の通りです。
ステップ１：調べる – 小学校高学年～中学生向けオンライン英会話の種類
ステップ２：目的を明確にする – おうち英語歴を踏まえたストーリー作り
ステップ３：子どもと話し合う – ストーリーと未来の共有
ステップ４：進捗を見る – こうなってほしい未来に向けて
ぜひ参考になさってください。
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